やり方を理解するのに結構手間取ったのがNSArrayControllerのビューになっているNSTableViewの行をドラッグ&ドロップで入れ替える実装方法。
詳細な説明は省きますが、概念さえわかれば中身は意外とシンプルです。
NSTableViewDataSourceとして以下の3つを実装すればOK。
func tableView(_ tableView: NSTableView, writeRowsWith rowIndexes: IndexSet, to pboard: NSPasteboard) -> Bool
ドラッグ&ドロップの実態は、コピー&ペーストに近いものがあります。
ここでやるべきことはNSPastboardにユーザーが移動しようとしている行のIndexSet(複数行ドラッグの可能性があるためIndexSetが渡ってきます)をセットするだけ。
(コピーに相当。)
func tableView(_ tableView: NSTableView, validateDrop info: NSDraggingInfo, proposedRow row: Int, proposedDropOperation dropOperation: NSTableViewDropOperation) -> NSDragOperation
.moveを返せばドラッグ可能になります。
func tableView(_ tableView: NSTableView, acceptDrop info: NSDraggingInfo, row: Int, dropOperation: NSTableViewDropOperation) -> Bool
NSPasteboardから取り出した(ペーストに相当)IndexSetと、移動先として渡ってきた行番号を手がかりにNSArrayControllerが管理している配列を並び替えるだけです。
わかってしまえばシンプルで泥臭い実装をするだけですね。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
Touchdown 1.3公開!
Touchdown 1.3を公開しました。 ダウンロードは こちら から。 Ver.1.3の変更点は以下の通りです。 新機能 macOS Mojave 10.13以降に対応 ダークモードに対応 ぜひお試しください。
-
Touchdownでは複数の設定を保存して切り替えられるようにするため、NSTableViewをUIとして使います。 基本的なとこだけど、何かと分かりにくいCocoa Binding。 iOSでは使えないらしく情報も少なめなので、簡単にまとめておきます。 S...
-
TouchdownをSwift 4に変換した際に、フレームワーク側の変更に伴うコードの置換が発生していました。 ファイルのドラッグ&ドロップに関する部分ではドラッグ受付登録が、 register(forDraggedTypes: [NSFilenamesPboard...
-
macOS High SierraになりSwiftも4にバージョンアップ。 TouchdownもSwift 3からSwift 4に移行します。 基本的にはXcodeの移行ツールに従うだけで、途中で聞かれる Minimize Inference Match Swift...
0 件のコメント:
コメントを投稿